
さて、「登山と心理」というカテゴリーでは、物理的な知識ではなく
安直にしがちな心理面から登山について考察して行きたいと思います。
第一回は、登山における挨拶についてです。
登山経験のある方は、ご存知かと思いますが、登山道で人とすれ違ったら
9割の確立で挨拶をします。また、追い越したり追い抜かれる時も同様です。
ほとんどが「こんにちは」のひとことですが、気のいいおば様などは
「あら〜若い人は早かね〜」や「にいちゃん達はどっからきたとね?」など
ちょっと会話をしなければならない雰囲気になったりします。
まあ、それはそれでいいんですが。。。(^-^;
おしゃべりが生きがいのような方は、さらに会話が続き
「福岡やったら今日は泊りね?」
とか「なんの仲間ね。同級生ね?」など話が止まりません。
街だったら軽度のナンパですね。。
しまいには「帰りは筌の口温泉に行きんしゃい!」など断定されたりします(^-^;
じゃーどこからがナンパじゃないかって話になりますが・・・
よくよく観察していると、どうやら登山口のスタート地点になる柱のようなところが境目のようです。(写真)

牧の戸登山口だと門の手前の売店前など一切挨拶なしです。しかし、一歩登山口に入るとさっきまで無視してた人々が、会心の笑みで挨拶してきます。
挨拶することは、気持ちのよいことです。
他人同士が挨拶する例は、人が極端に少ない生活圏外の地域で多いのではないかと思います。
繁華街で他人に挨拶してたら、キャッチセールスやナンパと思われますし、何より大変です。。。無理です。
そういうことを考慮して、改めて考えてると登山中に例外があるんです。。
学校の遠足・・・これに逆方向から遭遇すると、たいへんです。。。
学生さんA「こんにちは!」僕「はい、こんにちは」学生さんB「こんにちは!」僕「はい、こんにちは」
学生さんC以降「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」・・・
僕「こんにちは。こんちは。こんちは。こん、こんにちは。こ、こっこんち・・・
」マンモス校だと、単純計算で数百人は否めません。学生さんは1回でいいけど、私は・・・
未来ある学生さんに、大人が無視する訳にはいきませんからねぇ。。
だから私の登山コースに偏りが出てくるんです。詳細は前回の
「静寂」をご参照ください。

なんだか脱線しましたが、要するに挨拶も場所と状況を考慮しておこなったほうがいいですね。
周りに気を使いましょう。相手の気持ちになりましょう。。